こんにちは、TotalBody湘南の藤本です!
今回は質問をいただいたので、
「更年期障害の対策に加圧トレーニングが良いって本当なの?」
ってところをまとめようと思うんですが、
話がわかりにくくならないように、回を分けていきます。
なんせこの分野は、ホルモンの働きの話をしなきゃいけないのと
ストレスもその原因の大きな要素になるんで、
「とりあえず加圧やっとけば大丈夫!」
って話にはできなそう。
ご自身の症状を踏まえていただき、更年期対策の候補として
加圧トレーニングもありかも!って感じになれば良いかなと思っています。
まずはベースになる話をしていきます。
◎ホルモンバランスの変化
更年期は女性の場合閉経前後に起こる
ホルモンバランスの変化に影響されてなりますよっていうのが
一般的な知識かと思います。
例えば女性ホルモンの、エストロゲンとかプロゲステロンなんかは
40代半ばから急激に減っちゃうよ!ということで
特にエストロゲンは、
足りないと肌がボロボロになるほか、
骨とか心臓とか脳の健康管理にも大事だよー!
と言われています。
正直、女性ホルモンの分泌が40~50代にかけて減り始めるのは
自然な現象でして、避けるのは難しいでしょう。
急激な減少は抑えつつ、
しっかりサポートできるようにしとこうぜ!っていうのが
これまた自然な対策になります。
◎じゃあなんで加圧??
じゃあなんで加圧トレーニングがいいって話になるの?って疑問がでるのが
自然な流れでしょう。
そこで登場するのが、
成長ホルモンと、男性ホルモンのテストステロンです。
こいつらをうまく使って、女性ホルモンの働きをサポートしつつ
体とメンタルの健康を守ろう!というわけです。
成長ホルモンはともかく、
男性ホルモン?ってなる方もいるかもしれないんで
先にざっくり説明しましょう。
男女関係なく、テストステロンが足りなくなると
・そもそもやる気が起こらない
・朝がとんでもなく辛い
・すぐ息切れする
・感情の起伏が消える
・悲しみとイライラは増幅する
・食後の睡魔がすごい
などなど、更年期の方なら引っかかりそうな症状が並んでおります。
テストステロンは、筋肉やメンタルに関わってくるホルモンで
女性の方は増やしたくないって思うかもしれませんが、
「若返りホルモン」と呼ばれることもあります。
足りないと、脂肪が増えやすくなるわ筋肉のしまりがなくなるわで
見た目にがっつり影響します。
減少傾向にある女性ホルモンの影響で気持ちが不安定な時、
テストステロンまで減少してはメンタルがズタボロになります。
男性ホルモンと言われるだけあって
女性が過剰に分泌してしまう、なんてことはほぼないくらいレアケースです。
上記症状が当てはまる人は、減らないように管理していきたいですね。
◎筋肉がけっこう重要
一方成長ホルモンは、成長と代謝に関わってくるホルモンです。
筋肉量の維持や成長、骨の健康維持にも必要です。
あとは代謝促進や血糖値などに関わってくるんで、
・心疾患リスクの増加
・太りやすくなり、糖尿病の原因に
・皮膚のトラブルが起きやすい
といったことにつながります。
そして、察しのいい人は気づいたかもしれませんが
成長ホルモン、テストステロンの
両方が筋肉に関わっています。
それらが足りなくなると、筋肉量の低下の原因になり、
・体を実際に動かす骨格筋
・心肺機能など、勝手に生命活動をしてくれてる内臓筋
どっちもに影響します。
これでめっちゃ疲れやすくなるってのはイメージできそうですかね。
循環、代謝には筋肉が必須ですし、
そもそも内臓が調子悪いとホルモンがうまく作れません。
女性ホルモンを女性は卵巣で作ってますし、
更年期の辛い症状を抑えるためには
内臓の調子をしっかり整えておきたいですよね。
そこで、効率的に成長ホルモンと男性ホルモンを分泌できるのが
加圧トレーニングってことです!
◎まとめ
やっと加圧トレーニングの話になるかなってところで
次回に続きます。
今回はホルモンの働きが大事だよ!ってことで話しましたが、
別に名前や働きを覚えておく必要はないです。
ただ、そいつらが動きやすい環境をつくってあげること、
要は健康でいることが、最大の更年期対策になる!ということで
筋肉、内臓が元気なら女性ホルモンの急激な減少も
抑えやすいよねって感じでしょうか。
これを踏まえた上で、
次回は実践編です。
健康を維持するための四天王とも呼べる
運動、食事、睡眠にストレス管理を加えた4つの要素を絡めて、
加圧トレーニングをするメリットをご紹介します。
皆様の参考になればと思います。